自分に合った乗馬用ブーツの選び方とは?初心者が把握しておきたい基礎知識を解説

乗馬するにあたって専用のブーツを履くことはすべての基礎になっているといっても過言ではありません。通常の運動靴の方が動きやすいのではないか、と疑問を抱くかもしれません。しかし乗馬に特化したブーツを利用するのが賢明です。なぜなら乗馬中の動作では想定上の運動量になるからであり、かかとで馬に指示を与えるという機能面の特性もあるため特化しているブーツの方が初心者であっても扱いやすいというメリットがあるからです。
乗馬を行う上で必要不可欠なブーツの役割
乗馬は馬の体高が約160cmから170cm程度あり、その上に人が跨ると目線の高さは約2m40cm程度となり安全第一の装備が必要となります。万が一の落馬に備えて頭のサイズに合ったヘルメットの装着はもちろんのこと、ブーツも大切な役割りを担っています。馬を上手に誘導する為には鐙を正しい位置でしっかりと踏むことや、かかとを上下に動かすことで馬に自分の意思を伝えることが出来ます。馬に正確な指示を伝える為にもまた馬から降りる際に滑って転落しない為にも、サイズに合ったブーツが必要となります。ロングタイプのものと、ショートにチャップスと呼ばれるカバーを合わせる2種類があります。また素材も本皮と合皮やラバーなどから、予算や持ちの良さなどを比較して選ぶことが出来ます。乗馬用の用品店で、足のサイズに合ったものを試着してから購入すると良いです。馬への指示や自分の安全の為にも専用の用品を揃えて、快適な乗馬を体験してみてはいかがですか。
乗馬用ブーツは優先度が高めのアイテム
乗馬はスポーツでありながら馬という動物を扱い、馬の魅力を存分に感じることが出来ます。初心者の人はまず乗馬用品を揃えることになりますが、乗馬クラブ側でレンタルサービスをしている所もあります。ただ自分のサイズに合ったものを選ぶことで、快適な乗馬体験が行える為におすすめです。運動効果が高く馬の上は高所なので万が一の落馬に備えて、自分の頭のサイズに合ったヘルメットは必須でその他に優先度が高いアイテムがブーツです。足のサイズに合ったブーツを履かないと、馬から降りる際に滑り落馬の危険性が高まります。踏ん張ったり立ち座りの動作や、馬の上で全身を支える為にも重要なアイテムです。材質やデザインは販売メーカーによって違うので、価格も様々なものがあります。購入する前には足のサイズに合っているのか、動かしやすいかどうかを試し履きをして確認しておくことをおすすめします。楽しく馬と触れ合う為にも、まずは優先度が高いアイテムをしっかりと比較しながら購入してはどうですか。
乗馬用ブーツはスニーカーで代用することも可能?
単に乗馬をするだけで良いのなら、スニーカーで代用することも不可能ではありません。しかし、より質の高い乗馬を楽しみたいなら、やはり専用のブーツを履くのがおすすめです。乗馬には人馬一体という言葉があり、馬と人間が心を通わせて、意図した通りに動いてもらうことが大切です。馬へ命令をするには声を掛けるだけではなく、手綱を引いたり緩めたりする動作のほか、足で腹を蹴って知らせることもあります。並足から駆け足に切り替えたり、競争などで一気にダッシュをする際、逆にブレーキをかけて止まる際など大きなアクションを命じる際に用いられます。ここでいつもと違う履物で蹴った場合、馬はどんな指示なのかを理解できないことがあり、例えば突然意図せずにダッシュしてしまっては危険が伴います。調教で教えた通りの命令を確実に伝えて動作してもらうためには常に同じコンディションであることが大切なことから、専用のブーツを常に履いておくのがおすすめです。
足への負担を減らすことができる乗馬用ブーツ
乗馬用ブーツは、一般的なスニーカーや運動靴などと違って乗馬に特化した設計で作られているので、足への負担にも最大限配慮されています。乗馬は想像以上に足を使うスポーツであり、踏ん張ったり立ったりする動作はもちろん、馬に乗ったときに全身を支えるためにも下半身が重要な役割を担ってくるので、専用のブーツは足のサポーターと認識しておいてもいいくらいの必需品といえます。さらに耐久性の面でもスニーカーや運動靴より強度が高いものですし、馬に指示を与える道具でもあるので、馬のことを考えても着用は必須になります。基本的には、馬に正確な指示を出せるよう足首を動かしやすい構造になっていて、材質・デザイン・価格もメーカーによってさまざまですが、足の裏で鎧をしっかり踏むための特殊な形状になっているものも多いので、一般的なスニーカーや運動靴を比較しても足にかかる負担を抑えることが可能になります。デザインもシンプルなものから鮮やかなカラーのものもあるので、自分の好みで選ぶことでモチベーションのアップにも繋がります。